CoNeCaを立ち上げたのは、「変わりたい」と願うモラハラ・DV加害者の当事者団体代表である中川瑛（@einaka_gadha）です。

僕は、幸せになりたいと願っているのに大切にしたい人を傷つけ、パートナーや子どもから関係を断たれる別居や離婚の危機になる人をたくさんみてきました。

GADHAでの活動をすればするほど、職場がいかに家庭やパートナーシップに影響をしているのかがよくわかりました。職場で抑圧的に振る舞う人は家庭でもそうすることが多かったり、逆に職場では被害を受けているからこそ家庭ではその分ケアや忖度を要求するようなこともよくあります。

職場で心理的・体力的な余裕がすっかり失われてしまった状態で、家庭にケアの余力を回せずに、その余裕のなさが関係を悪化させて行ってしまうこと、それが子育てにも影響することもよくあること、そんな色々な連鎖の要の1つが職場だとはっきり認識するようになりました。

そして、GADHAで学び変わっていく人の中には、職場での加害を自覚したり、自覚していなかったけれども職場で嫌なことや傷つくことがたくさんあることを思い知る方がたくさんいます。

中には職場での関係を改善し、良い人間関係を作ることができる人もいます。中には、転職してより生きやすい場所を選ぶ方もいます。それほど、傷つきがある場所とない場所の差は大きいのです。

CoNeCaは、無自覚に周りを傷つけたり、自分のことも追い詰めてしまっているような人が、それを認めて学び変わろうとする時に役に立つ場所であれたらと思います。

職場の変化は大変ですが、不可能ではありません。一緒に「ケアする職場」を作っていきましょう。